藤ノ木陽太郎

藤ノ木陽太郎さんの作品は器の姿勢を崩さずにきれいな形を作り上げているため、朝鮮唐津などの力強く主張の強い釉薬を用いても上品さを損なわずに、作品の存在感をしっかりと作り出されています。

茶道具としての抹茶茶碗はお茶席においても最も重要なお道具ではありますが、必ずしも抹茶茶碗が主役となるわけではありません。
お客を迎え、お客とのひと時を大事にし、お茶を楽しむ、そのほんの少しの時間を盛り上げてくれるお道具。
主張しすぎず存在感を放つ、謙虚さの裏にある強い想いを彼の作品から感じ取れます。

1981年 唐津市に生まれる
2000年 佐賀北高等学校 芸術コース卒業
2006年 多摩美術大学 油画専攻(現代美術)卒業
2007年 土平窯にて修行
2010年 土平窯にて作陶

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